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2010.11/21(Sun)

Become happy…10

最近、日曜日の定時更新を忘れそうになってる苺です(笑)



今日もメルマガ返信をもらって、小説更新日だ!って気づいたし。ふぅ…間に合ってよかったぁ~



さて、早くも10話になります。前回、沙織のことを聞いても取り乱すことなく受け止めた愛澄。果たしてそんな大人な愛澄は本当の姿だったのか?和也は沙織とのことを愛澄にどう話すのか?



気になる10話は続きからどうぞ♪



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いつも拍手やコメントありがとうございますコメレスが遅くなってしまう私ですが、懲りずにコメントもらえたら嬉しいです

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《Become happy…10》


「じゃあ、亀…また明日。愛澄ちゃん、今日はありがとね。話せて楽しかったよ。」



玄関で聖が言った。メンバーはそれぞれ別々に帰って、最後まで残ってたのが聖だった。



「うん。私も久しぶりに会えて楽しかったよ。また来てね?ライブも見に行くから、頑張ってね!」



聖は愛澄に笑顔を向けて、少し照れてる感じで黙ったまま頷いた。



「気をつけて帰れよ。また明日スタジオで。」



「亀、ちゃんと話せよ。明日はスッキリしてから仕事来い。」



「分かってる。いろいろありがとな。」



「おまえら二人のドタバタに巻き込まれんの、最近はちょっと慣れてきた。」



聖は俺と愛澄を見て呆れたように笑った。俺と愛澄も、目を見合わせて笑った。



「じゃ、行くわ。」



「ん…じゃあな。」



「バイバイ。またね!」



聖が玄関を出てドアが閉まった瞬間、愛澄は小さく息を吐いた。



「着替えてくるね。」



愛澄はそう言って寝室に入っていった。



着替えをするだけにしては時間がかかりすぎてる。なかなか部屋から出てこない愛澄が気になって、俺は様子を見に行った。



「愛澄?入るよ。」



「……来ないで…」



消えてしまいそうなくらい小さな声で呟いた愛澄…これが本当の姿。あいつらの前だから…ずっと我慢してたんだ。



寝室に入ると、そこにはベッドに自分の姿を隠すように潜り込んでる愛澄が目に入った。



「来ないでよ…一人にして。」



「できるわけねぇだろ。」



「やだ…こんなとこ、見られたくないもん。」



「ほっとけない。」



しばらく何も言わなかった愛澄から聞こえたのは…涙混じりの声…



「………ねぇ、かず?…………今でも…沙織さんが好き?」



予想もしてなかった愛澄が言ったことに、俺は少しだけ苛立ちベッドに近づいた。そして、ベッドに座った俺は愛澄が包まるブランケットごと愛澄の体を抱き上げた。



「やだっ!何するの?」



バタバタ暴れるけど、俺にしっかりホールドされた愛澄は身動きをとることができない。抵抗するのを諦めた愛澄は、俺の膝の上で俯いた。まるで小さな子供が叱られた後みたいな…拗ねてて、泣いてて…さっきまでの大人ぶってた愛澄はもうどこにもいなかった。俺はそんな姿を見て、すげぇホッとしてた。



「俺が今でも沙織を好きだって?おまえは、俺の何を見てそういうこと言うんだよ。俺が愛澄を好きだって気持ちは、おまえに伝わってねぇの?」



「だって…今日、田口くんが言うまで和也何も言わなかったじゃない。いつ会ったの?私、何も聞いてない。」



「誤解のないように最初に言っとく。会ったんじゃねぇよ。見かけただけ…それに、言わなかったのは愛澄は聞きたくないだろうなって思ったからだよ。知らないことは、あえて耳に入れる必要ない。おまえが嫌な思いするくらいなら、俺の過去なんて何も知らなくていいって…そう思ってた。」



「………見かけたって…いつ?」



「この前、おまえと車で表参道通った時。」



「私が話しかけても、全然気付かなかった時だね…」



「愛澄…さっきさ、おまえがあいつらの前で言ったこと、あれはおまえの本音?俺がおまえを嫌いになんてならないって…ずっと好きなんだって、愛澄は俺のこと信じてんだよな?」



なんとなく不安を感じて、俺は愛澄を抱きしめてそっと囁くように言った。



「………信じてるよ。だから、全部話して?ちゃんと聞く。ほんとは知りたくないけど…でも、中途半端は一番いやなの。」



「ん…分かった…この前、愛澄といる時…偶然見かけたんだ。男と一緒にいてすげぇ幸せそうだった。」



「それって…嫉妬?」



「聖と同じこと言うなよ。違うよ、なんつーか…幸せそうでホッとしたんだ。」



愛澄の頭をゆっくり撫でて、俺の胸に引き寄せそっと包み込んだ。俺の過去を聞いて、不安に思わないように…俺にできる精一杯のことをして、愛澄を安心させてやりたかった。



「どうして?」



「いい別れ方じゃなかったんだ。まぁ…別れにいいも悪いもないんだけど、けど…俺がアイツを傷つけた。これだけは間違いないんだよ。」



「だから幸せでいてほしいの?和也が幸せにしてあげることができなかったから?…かずは沙織さんの幸せを願ってるの?」



愛澄の頬を涙が伝った。俺はその涙を指で拭って、涙の跡に唇を寄せた。



「なぁ、愛澄?忘れないでほしいことが…あるんだ。」



「なに?………」



「俺が、俺の手で幸せにしてやりたいって思うのは…おまえだけだよ。」



「…………」



「おまえは嫌がるかもしれないけど、俺は自分の過去を嫌いになることも忘れることもできないんだ。今の俺があるのは、出会った人とか今までの経験があるからだって思うんだ。分かる?」



「うん…分かる。」



「だから、俺は今まで付き合ってきた奴の幸せも願ってる…けど、それは今を後悔してるってことじゃない。この前も言ったけど、俺は愛澄と出会っておまえのこと好きになって、ほんとに幸せなんだよ。おまえとは運命的なものを感じるくらいね?」



「運命?…」



愛澄は目にいっぱい涙を溜めて俺を見た。



「そう…運命。沙織はさ、愛澄と正反対な女だったんだ。自分の気持ち我慢して、言いたいことも言えなくて、俺の前でずっとしっかりした女を演じてた。あの頃の俺は、それに気づいてやることができなかったんだ。」



「かずは…沙織さんと別れたこと…後悔してるの?」



「それは違う。たしかに後悔はあるのかもしれない…だけどそれは別れたことじゃない、本音を言えないような関係しか築けなかったことを後悔してる。」



「………そうなんだ。」



「でもさ、神様はよく見てるよな?」



「なにを?」



「そんな後悔してた俺のもとに、おまえを連れてきたんだから…」



そう言った俺は、瞬きをした時に愛澄の目から零れた涙をまた指で拭い…そのままゆっくり…キスをした。



Become happy・・・11へ続く
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 | 2010.11.22(月) 01:10 |  | コメント編集

●隠しコメントぼこさんへ

ぼこさん、コメントありがとう!

いえいえ!反省とかしないでくださいね~!
これは・・・私のちょっとした読者裏切り行為
ですから(笑)

愛澄成長したな~と見せかけて、実は違った
みたいな(笑)でも、前回のコメレスにも書いた
けど・・・やっぱり愛澄もちょっとは成長してる
んですよ!どこがって具体的には説明できない
けどね(苦笑)

成長しつつも、愛澄らしさは忘れずにって感じ
かな(笑)
苺 | 2010.12.04(土) 02:44 | URL | コメント編集

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