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2010.10/03(Sun)

Become happy…3

今日は小説の更新日でした!バタバタしてて危うく忘れるところだった(笑)楽しみにしてくれてる方もいるのかな…できれば感想残してもらえたら嬉しいです。


さてさて…今日は第3話です。和也と沙織の回想シーンは書いてて切なくなりました過去のお話を書くのは、やっぱりちょこっと辛いですどうしても愛澄の気持ちになっちゃうので…



第3話は続きからどうぞ。楽しんでもらえたら嬉しいです


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いつも拍手やコメントありがとうございますコメレスが遅くなってしまう私ですが、懲りずにコメントもらえたら嬉しいです

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《Become happy…3》



インターホンを鳴らすと、しばらくしてからドアが開いた。



「お疲れさま。来てくれてありがと…」



フワッと笑った沙織の目は悲しげで、赤く充血してた。もう何度目になるんだろう。俺のいないところで、沙織は泣いてた。だけど、俺は、そのことに触れちゃいけないような気がして、沙織に追求するようなことは言わなかった。



「どした?おまえが来てほしいなんて言うの、珍しくね?」



「うん…今日はね、和也に話したいこと…あったんだ。」



「話したいこと?」



「うん…コーヒーでいい?」



ただならぬ雰囲気に、俺は今日は泊まって行く気だったことも忘れて、黙ったまま頷いた。



キッチンのコーヒーメーカーの前から動かない沙織。俯いて小さく肩を震わせてる姿が、泣いてるんだって俺に伝える。



「沙織、泣いてんの?」



「……ごめん…すぐ行くから…ちょっとだけ待って?」



「俺がそっち行くよ。」



「来ないで…」



「なんで?」



「こんなとこ見られたくないの。」



「なんで…いつもそうなんだよ。俺…おまえが泣いてんの知ってたよ。俺が見てないとこで、泣いてること…ずっと気付いてた。けど、俺にはおまえがなんで泣いてんのか、分かんねぇ。」



「……ごめん…和也、私達…別れよ?」



泣いてる理由を話すより先に、沙織の口から出たのは別れを告げる言葉だった。



「意味分かんねぇ…おまえ、なんで言わねぇの?泣いてる理由。今まで俺に一回も言ったことないよな。で、いきなり別れよって…なんなんだよ。」



「言えないよ…泣いてる理由なんて…私のこと、しっかりしてる女だって思ってる和也には……知られちゃいけないって…思ってたから。」



「どういうこと?」



「ほんとは…私、しっかりなんてしてないんだよ。弱くて…泣き虫で…でも、和也のこと考えてたら…いつの間にか、わがままも言えなくなってた。甘えることも…できなくなってた。会いたいのに…会いに来てって素直に言えなくなっちゃったの…」



初めて沙織の本音を聞いた。俺が聞きたいと思ってた言葉…知らず知らずのうちに、沙織に我慢させてたなんて…俺は考えもしなかった。



「じゃあ、これからは我慢しねぇでちゃんと言えよ。な?別れるなんて…言うなよ。」



俺は立ち上がって沙織のそばに行った。俯く沙織を抱きしめようとした時…



「…ごめん…ね…」



沙織が震える声で小さく呟いた。



「もう謝んな…やり直せばいいだろ?」



「違うの……」



「ん…?……」



「もう…やり直せ…なぃ」


「なんで?」



「私…寂しいの、耐えられなく…なっちゃったの…だから……」



ここまで言われたら、もうなんとなく分かる。頭の中はグチャグチャになってくけど、俺は冷静なフリをしてた。



「だから?…」



「……和也じゃない…人に…甘えた…」



「それって…抱かれたっつーこと?」



沙織は俺から目線をそらせたまま小さく頷いた…



「最低な女なの…私…和也と一緒にいる…資格なんて…ないの。」



浮気されたこと…簡単に許すことなんてできなかった。けど…沙織をここまで追い詰めたのは俺で、沙織だけを責めることなんてできなかった。それに……



「おまえさ…それ、浮気じゃねぇだろ?そいつに本気なんじゃねぇの?」



沙織は浮気できるほど、器用な女じゃない。最初は寂しさを埋めるためだったのかもしれない…だけど、きっとそれはいつしか本気に変わっていってたんじゃないかって…俺は思った。



「和也のせいじゃないから…悪いのは…全部私だから。ごめんね…」



それでもまだ謝り続ける沙織を見て、俺がここにいることで沙織を苦しめてるような…そんな気がした。



「もう…いいよ。おまえだけが悪いんじゃねぇよ。寂しい思いさせたのも、おまえの気持ちに気付いてやれなかったのも、俺のせいだし。」



「違うよ。」



「違わねぇよ……ごめん、俺…帰るわ。今までありがとな。沙織…今度はちゃんと、わがまま言って甘えて…自分の気持ち、我慢すんなよ。」



「和也…」



目を真っ赤にした沙織がようやく俺の方を向いた。



「泣かせてばっかでごめんな。幸せになれよ…」



「ごめんね…今まで…ありがと……」



俺と沙織の最後は…実にあっけないもんだった。沙織の本音は少し聞けたけど…全部じゃなかった。けど、もうそれでいいって思ってた。これ以上、沙織を苦しめることの方が俺には辛かったから…



あの別れから数年後…俺は沙織と正反対の性格を持つ愛澄と出会った。
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21:00  |  Become happy  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

なんか…切ない…切ない。沙織の気持ちも、和也の
気持ちも、切ない

リアルに芸能人ってこういう経験、少なからずしてるんでしょうね

ぴえろ | 2010.10.03(日) 22:32 | URL | コメント編集

和也くん・沙織ちゃんお互いを思っての答え…、なんだか切ないですね。

沙織ちゃんは、本当に幸せに過ごしてるのか…ますます気になります。
次回楽しみにしてます。
ぼこ | 2010.10.03(日) 23:01 | URL | コメント編集

●ぴえろさんへ

ぴえろさん、コメントありがとう!
お返事遅くなっちゃってごめんね!!

そして、毎回小説を読んでくれて
ありがとう!切ないでしょ?私も
和也と沙織のシーンは書いてて切なかった
よ。

ねぇ・・・現実はどうか知らないけど
こんな経験・・・してるのかな。
苺 | 2010.10.29(金) 18:43 | URL | コメント編集

●ぼこさんへ

ぼこさん、コメントありがとう!
お返事が遅くなっちゃってごめんね!!

和也と沙織のシーンはほんとに切なかった
よね。私も書いてて切なさいっぱいだった
から・・・

このお話、今後どう展開していくのか
楽しみにしててくださいね。
苺 | 2010.10.29(金) 18:44 | URL | コメント編集

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